サッカー日本代表の田中碧選手(25)は30日、能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市を訪れ、地元の中学生と交流した。初めて能登を訪れたという田中選手は「想像以上の被害だと感じた」と心を痛め、「これからも能登のため、できることを続けていきたい」と語った。
田中選手は、輪島中で同校サッカー部の21人とボールを蹴ったり、パス練習やミニゲームに参加したりした。田中選手は終始明るく部員に話し掛け、終了後は写真撮影に応じ、サインを贈った。
船板楓主将(3年)は「田中選手の正確なパスが印象的だった。もっともっとサッカーをうまくなりたいと思った」と目を輝かせた。
この日、田中選手は朝市通りを視察したほか、輪島塗の製造現場も訪れた。31日は市内8小学校の児童と交流する。