遠藤「土俵で自分と向き合う」 幕内復帰確実の7月場所へ

7月場所へ抱負を語る遠藤=北國新聞社

  ●北國新聞社訪れ抱負

 大相撲十両の遠藤(33)=穴水町出身、金沢学院大附属高OB、追手風部屋=は30日、北國新聞社を訪れ、幕内復帰が確実な7月の名古屋場所に向けて「15日間、土俵で自分と向き合っていくだけ。それで結果がついてくるのならうれしい」と語った。

 約8年ぶりに十両の土俵に上がった夏場所は12勝3敗で終えた。遠藤は、終盤まで優勝争いを演じたことについて「優勝はあまり意識せず、毎日相撲を取ることに目いっぱいだった」と振り返った。

 ふるさと穴水を含む能登半島地震の被災地に向けては「いい相撲を取って、少しでも勇気づけられるのならありがたい」と述べた。幕内で優勝した新小結大の里=津幡町出身、二所ノ関部屋=に対しては「素晴らしいことだ」と偉業をたたえた。

  ●金沢場所「意識する」

 10月6日に金沢市総合体育館で開催される大相撲金沢場所(北國新聞社主催)には遠藤を含む郷土力士が参加する予定で、「他の巡業先と比べて、地元開催はやはり意識してしまう」と意気込みを示した。

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