「日本代表に圧倒された」またもストレートで惨敗…1勝5敗のフランス女子バレーに母国メディアが嘆き節!「挫折を味わった」【ネーションズリーグ】

現地5月30日、パリ五輪出場を懸けたバレーボール・ネーションズリーグの予選ラウンド第2週が中国のマカオで行なわれ、日本女子はフランスにセットカウント3―0(25-14、25-18、25-15)でストレート勝ちし、4勝2敗とした。

この日、日本はキャプテンの古賀紗理那がチーム最多の19得点(アタック16得点・ブロック1得点・サーブ2得点)、若きエースの石川真佑が15得点(アタック14得点・サーブ1得点)を挙げる活躍でチームを牽引。眞鍋政義監督が目指す「サーブで崩す」という戦術がハマり、試合を有利に進めていった。

フランスの老舗メディア『L'ÉQUIPE』は「ネーションズリーグでフランスチームは日本代表に圧倒された」と報道。「フランス女子は木曜日にマカオで開催されたネーションズリーグでまたも敗北を喫した。前日にイタリアにストレートで敗れたレ・ブルー(フランス代表の愛称)は、2年前の世界選手権で5位だった日本との対戦でも、0―3(14-25、18-25、15-25)と完敗に終わり、同様の挫折を味わった」と伝えている。
また、フランスメディア『OuestFrance』は、「日本に敗戦したフランスは学び続ける」とし、ここまで1勝5敗の母国チームにとって、新たな収穫もあったと記述。それでも、あっさりストレート負けを喫したことについては、「フランスは日本に何もできなかった」「あらゆる面で強い日本を脅かすことができなかった」と嘆きが止まらなかった。

試合後のインタビューで古賀は、「最初のスタートのところからサーブをしっかり工夫して打っていこうという話が今日スタッフからもあったし、選手とも話してて…。そこがしっかりできたのが勝因かなと思います」とコメント。

そして次戦、現地31日の中国との試合で「どんなバレーをしたいか」と問われると、古賀は「高さのあるチームだし、オフェンス力の高いチームだと思うので、今日に引き続きサーブでパスをオフにするっていうところが相手にストレスをかけられるのかなって思う。サーブをオフにして、タッチをしっかり、しつこく取っていくのが明日は鍵になってくるかなと思います」と勝負のポイントについて言及している。

構成●THE DIGEST編集部

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