前夜祭 昼も盛り上げ 6月1日、グルメフェスや多彩催し 大山夏山開き祭

夕方から行われた昨年の前夜祭の様子(実行委員会提供)

 国立公園・大山の夏山シーズン到来を告げる「大山夏山開き祭」の前夜祭が6月1日に開かれる。これまでは、たいまつ行列に合わせて夕方から夜にかけて飲食の屋台などを出店することが多かったが、今年は昼からグルメフェスタやステージイベントを展開。日中を通して祭りムードを盛り上げ、新たな来場者層の呼び込みを図る。

 大山博労座駐車場(大山町大山)の特設会場では、正午からグルメフェスタを開催。地元の飲食店20店が出店して大山Gビールや特産ブロッコリーを使った焼きそばなどを販売するほか、スケートボードやカイロプラクティックの体験ブースも初めて設ける。午後1時からのステージイベントには8組が出演し、ハイテク沖縄民謡やヒップホップなど歌と踊りで来場者を楽しませる。

 恒例のたいまつ行列は午後7時半開始。大神山神社奥宮の修繕工事に伴い参加人数は昨年同様の約千人に抑えるものの、西楽院跡付近から博労座駐車場まで参道約800メートルを練り歩き、到着後は大山僧兵太鼓と石見神楽を披露する。

 実行委員会の足立朋子さんは「幅広い層に夏山開きを楽しんでもらえれば」と話した。

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