新ブランド「長崎ピース」を展開 学生団体「MICHISHIRUBE」 Tシャツなど販売 

新ブランド「長崎ピース」のTシャツなどをお披露目した団体メンバーたち=長崎市役所

 平和とビジネスを掛け合わせた活動に取り組む学生団体「MICHISHIRUBE(みちしるべ)」(長崎市)は、新ブランド「長崎ピース」の展開を始めた。観光客やインバウンド(訪日客)をターゲットにTシャツなどを販売。売り上げは団体の経費などに充てることで、持続可能な活動を目指す。
 新ブランドのコンセプトは「長崎の魅力を平和とともに発信する」。第1弾としてTシャツ(3850円)、トートバッグ(2750円)、ステッカー(330円)を販売する。平和を象徴する折り鶴と長崎特有の「龍踊」「尾曲がり猫」などを融合させたユニークなキャラクターが各商品にあしらわれている。
 デザインは長崎大2年の森琴絵さん(20)が担当。平和と絡めた新たな長崎土産にしようと、外国人を対象にした市場調査なども加味した。今後は折り鶴と県内21市町の文化、特産物などを結び付けたデザインも計画している。
 団体は昨年10月に設立。これまでも同市の平和祈念像をモチーフにしたTシャツを販売するなどしてきた。今回の新ブランドは学生自ら印刷などの工程を担うことで、より安価での販売が可能になったという。
 団体は27日、市役所で記者会見し、新商品をお披露目。森さんは「折り鶴たちが平和の輪を広げ、団体の理念でもある明日を描く、つながりを体現できるブランドにしていきたい。Tシャツが、平和を願う人のユニホームになれば」と話した。
 新商品は団体のオンラインショップなどで購入できる。問い合わせは団体のメールアドレス(michishirube.nagasaki@gmail.com)。

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