ゴミ収集車の回収口から人のようなものが…段ボール回収作業中にパッカー車に巻き込まれる労災事故 1人で作業していた男性が死亡、死因は外傷性ショック死

30日、島根県益田市にあるショッピングセンターで、段ボールを回収していた男性がパッカー車に巻き込まれる労災事故が発生しました。男性は搬送先の病院で死亡が確認されました。

事故があったのは益田市須子町のショッピングセンターです。益田警察署によりますと、30日午後4時過ぎ、益田市東町の会社員の男性(63)が、段ボール回収の作業中にパッカー車と呼ばれるごみ収集車後部の回収口に巻き込まれたものとみられます。

午後4時20分ごろ、ショッピングセンターの従業員が、パッカー車の周りに男性の姿がないのを不審に思い、パッカー車の回収口の中をのぞきこんだところ人らしきものが見えたため、別の従業員が「ごみ収集車の中に人が引き込まれているようだ」と110番通報しました。

現場に駆け付けた消防署員などが救助を行いましたが、男性は全身を強く打ち、搬送先の病院で午後5時23分に死亡が確認されました。
死因は、外傷性ショック死でした。

男性は当時、1人で作業をしていたということで、パッカー車後部のごみを押し込むプレス板に押し込まれ、内部に押しつけられたものとみられています。

益田警察署が、詳しい事故の原因などを調べています。

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