中国商務部。（資料写真、北京＝新華社記者/李賀）
【新華社北京5月31日】中国商務部の報道官は30日、同部と税関総署、中央軍事委員会装備発展部が共同で発表した輸出規制について質問を受け、中国は国際慣行を参考に、自国の必要に基づき関連品目に対する輸出規制を実施すると答え、次のように述べた。
今回、一部の航空・宇宙、船舶分野の特定金型などの機器およびソフトウエア、技術、超高分子量ポリエチレン繊維関連品目について、7月1日から輸出規制を実施すると決定した。
特定金型や特殊繊維材料など関連品目に対する輸出規制の実施は、国際間で一般的に行われている。中国が国際慣行を参考に、自国の必要に基づき関連品目について輸出規制を実施するのは、国家の安全保障をより良く維持し、拡散防止などの国際的義務を果たすためであり、特定の国や地域を対象にしたものではない。関連規定に合致するものは輸出を許可する。中国政府は世界の平和と地域の安定を断固として守り、グローバル産業チェーン・サプライチェーン（供給網）の安全を保障し、規定に合致する貿易の発展を促進する。いかなる国や地域も中国が規制する品目を利用して中国の国家主権、安全保障、発展の利益を損なう活動を行うことに反対する。
