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広島県福山市の福山城博物館で、さまざまな形をした「かぶと」を一堂に集めた展覧会が開かれています。
波。動物の毛。三日月や日の丸―。鎌倉時代から江戸時代までさまざまなデザインのかぶと合わせて35点が並んでいます。
天を突くような長い装飾が伸びる、こちらのかぶと。黒田家の上級家臣のかぶととされます。
福山城博物館 皿海弘樹 学芸員
「(戦場で)自分は今、ここで活躍しているんだ、これだけ活躍しているんだということを周りにアピールするためにつけられた装飾」
江戸時代に制作されたかぶとです。耳を垂らしたウサギをかたどっています。前に素早く進み、後ろには下がらない。そんな特性が武家から好まれていたといいます。
皿海学芸員
「(江戸時代から)武家はそれぞれの美意識であったり、宗教観であったり、さまざまなかぶとを制作するように」
会場には、福山藩主・水野家の家臣や、その後に福山を治めた阿部家のかぶとも並んでいます。会期は6月23日までです。