マドンナが観客から訴えられる 女性ダンサーの行為で「精神的苦痛受けた」

また訴えられたマドンナ(ロイター)

騒動の絶えない米歌手マドンナ(65)がまた訴えられた。今年3月に米ロサンゼルス郊外で行われた公演で、ポルノまがいの行為を見せられたなどとして、観客の男性が29日、マドンナと運営側を相手取り、米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の裁判所に提訴した。

米メディアによると、原告ジャステン・リペレスさんは同月7日に同州イングルウッドで行われた公演で、「ステージ上で上半身を露出させた女性ダンサーが性行為をまねた行為をして、観客は何の警告も無しにそれを見ることを強要された」と主張。「精神的苦痛を受けた」などとして訴えた。

原告はまた、公演の告知に虚偽があったとしてマドンナの遅刻についても言及。公演の開始時間が午後8時半と明記されていたが、マドンナがステージに登場したのは午後10時以降だったと指摘した。

訴状は、「暑くて不快なアリーナで何時間も観客を待たせ、予告もなしにポルノを見せつけることは、マドンナがファンを軽んじている証拠だ」と主張。会場の空調が切られていたことにも触れた。

同裁判で原告が求める賠償額については不明。

5月に終えた「セレブレーション」ワールドツアーを巡っては、昨年12月のニューヨーク公演でマドンナが2時間以上遅刻したとして、損害賠償を求める複数の裁判が起こされている。

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