「包丁2本を首に当てている人がいる」駆け付けた警察官が盾を構えて男の部屋に入ると… 無職の男を公務執行妨害容疑で逮捕

島根県警出雲警察署は30日、警察官が持っていた盾を包丁で突くなど職務執行を妨げたとして、出雲市の男を現行犯逮捕しました。

公務執行妨害の容疑で逮捕されたのは出雲市内に住む無職の男(57)です。

警察によりますと、30日午後4時44分頃、男の自宅を訪ねた人から「包丁2本を自分の首に当てている人がいる」と110番通報があり男性巡査部長(40代)らが現場に向かいました。

男が刃物を所持しているということで、巡査部長らが盾を構えて男の部屋に入ると、男は持っていた包丁で盾を何回も切りつけたり突いたりしたため、公務執行妨害の容疑で現行犯逮捕しました。

調べに対し「盾を包丁で何回か小突きました」と容疑を認めているということです。

盾には包丁による傷が複数ありましたが、巡査部長らにけがはありませんでした。

男が持っていたのは刃渡り16センチと13センチの洋包丁で、当時、男は酒に酔っていたということです。

犯行の動機や経緯を警察が調べています。

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