トランプ氏支持派サイト、暴力的報復呼びかける投稿相次ぐ

Joseph Tanfani Ned Parker Peter Eisler

[31日 ロイター] - トランプ前米大統領が不倫口止め料裁判で有罪評決を下されたことを受け、トランプ氏支持派のウェブサイトでは評決に激怒し、暴動や革命、暴力的な報復を呼びかける投稿が殺到している。

ロイターが3つの支持派サイト(トランプ氏自身のプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」、「Patriots.Win」、「ゲートウェイ・パンディット」)のコメントを調査したところ、陪審団への攻撃、ニューヨーク(NY)州地裁のフアン・マーチャン判事の処刑、全面的な内戦や武装蜂起を求めるものもあった。

Patriots.Winでは、ある投稿者は「失うものが何もないNYの誰かがマーチャン判事を始末する必要がある」と記述。ゲートウェイ・パンディットではある投稿者がリベラル派への銃撃を提案。「これは投票では解決できない」とコメントした。

トランプ氏は評決後もネット上で攻撃を続け、トゥルース・ソーシャルでマーチャン判事について「HIGHLY CONFLICTED(非常に矛盾している)」と指摘。同判事の陪審説示は不当だと批判した。

3サイトとも暴力的な言葉遣いを禁止するポリシーを掲げており、いくつかの投稿は後に削除された。

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