その扇風機、何年製?キケンな「古い扇風機」火災の恐れも…使用前に点検を

みなさんの家の扇風機は、製造からどれくらい経ったものか分かりますか?実は、製造から長い年数が経った扇風機は非常に危険です。

扇風機の内部から爆発、そしてみるみる内に広がる炎。これは「NITE製品評価技術基盤機構」が行った実験の映像です。

古い扇風機のように、長く使われている製品は内部の電気部品の絶縁性能が低下していることが多く、ショートし、出火に繋がりやすくなっています。

使う前のポイント さらにエアコンも…

NITEによりますと、過去5年間に報告された扇風機の事故のうち、およそ4割が製造から30年以上経過したものでした。

扇風機を使う前にチェックしておきたい、点検のポイントをまとめました。
・スイッチを入れても羽根が回転しない ・羽根の回転時に異音がする ・モーター部分が異常に熱くなる
こういったことが確認されたら、部品が劣化していて、火災の恐れがあります。少しでも異常が見られる場合は、業者に点検を依頼するか、新しい製品に買い換えることをおすすめします。

そして、これからの時期に使うエアコンも、火災の注意が必要です。

エアコン洗浄が火災の原因に?

久しぶりに使う前にフィルターを外して、洗浄剤を使った内部洗浄を行うことも多いと思います。

この時、洗浄剤が内部の電気部品についてしまうと…。

エアコンから黒い煙が立ち上り、出火してしまいます。NITEは、エアコンの内部洗浄を行う場合は、絶対に洗浄液が電気部品にかからないよう注意を呼びかけています。

本格的に暑くなる前に、扇風機やエアコンの点検、お手入れをして、今年の夏も安全に、快適に過ごしましょう。



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