【移籍】鎌田大地は一転、クリスタルパレス本命! なぜラツィオ退団へ!?

残留する場合、今日までのメール通知がタイムリミット。

イタリア・セリエAのSSラツィオで今季プレーしたサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF鎌田大地(Daichi KAMADA)が5月31日、一転してラツィオを退団する可能性が高まった。前日には残留へ合意と伝えられていたが、一体、なぜ!?

『カルチョ・メルカート』によると、鎌田はトゥードル監督のもと来季以降も残留することで口頭合意に至ったとされ、ローマ入りした仲介人がクラブと最終的な話し合いを行っていると伝えていた。

また「カマダ側は1シーズンのみの契約延長を求めた」ものの、「ロティート会長と”成長令(税制優遇措置)”の効果を失わないため1年前に合意していた契約内容(2年か3年の複数年契約)が尊重された」という。

ところが同メディアは続報をレポート。オプションを行使して「2年プラス1年」の複数年契約になる場合、移籍金(契約解除金)について、クラブは2000万ユーロ(約34億円)を希望。しかし鎌田側は600万ユーロ(約10億円)から700万ユーロ(約12億円)を主張していて、大きな隔たりがある。そのため鎌田が1シーズンで去る可能性が高まったということだ。

鎌田は1年前にフリートランスファーで加わったため、ラツィオはアイントラハト・フランクフルトへ移籍金を支払わずに済んだ。その”メリット”を互いに受けるのであれば、そこまで高額な移籍金を設定する必要はないのではないか、ということのようだ。

鎌田がラツィオでプレーを続行させるのであれば、5月31日までにクラブへPEC(イタリア式認証メール)を送る必要があるという。だが同メディアは「溝は深く、時間は限られている」と伝える。

「鎌田は残留を希望している。彼のスタッフもクラブの必要性を理解しているが、延長オプションはまだ行使されていない」

「(鎌田サイドの要望に対し)ラツィオ側は提示された条件には同意できないと繰り返し説明し、この日本人選手の仲介人からのPEC(イタリア式認証メール)を待っている。ここ数日表明されていた楽観的な見方が一転し、行き詰まっていて解決されていない」

一方、鎌田にはフランクフルト時代ともにUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝を果たしたオリバー・グラスナー監督の就任したイングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスFCから、年俸500万ポンド(約10億円)、2029年までの複数年契約が提示されていると噂される。

鎌田は何を優先するのか――。

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日本代表復帰を果たした鎌田は、このあと北中米ワールドカップアジア2次予選の6月シリーズ2試合に臨む。

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