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駒ケ根市の保育園で不適切保育があったと保護者が訴えている問題です。市は会見を開き、保育士などへのアンケートの結果、不適切保育と疑われる事実があったと認めました。
■駒ケ根市教育委員会・本多俊夫 教育長
「不適切保育の疑いそれに該当する行為であったと、そういう結果になったと捉えている」
駒ケ根市によりますと去年11月、赤穂保育園に通う園児の保護者から担当保育士による不適切保育があったと市教委に連絡がありました。
「昼寝をしなかった園児におやつを与えなかった」「おもらしした園児に臭いと言った」などという内容でした。
調査を進めた市は先月の中間報告で「保育士らが否定し事実関係は確認できなかった」と説明。その後、市の顧問弁護士が実態を調べるアンケートを実施しました。
その結果…
■市の顧問弁護士・長谷川洋二 弁護士
「おやつについても便についても、子どもが吐いたときの対応についても不適切保育と疑われる事実が認められた」
保護者と保育士など合わせて80人が回答したアンケートには、「お昼寝をしないからおやつをあげなかったのを見たり聞いたりした」「トイレで排泄した際に拭いてもらえず便がついたまま帰宅した」などの回答があったということです。
■市の顧問弁護士・長谷川洋二 弁護士
「いずれも特定の保育士ということであります。ただ、この特定の保育士自身は非常に強く否定をしています」
現在、該当の保育士は別の保育園に勤務していますが、今後、市教委が本人に指導をするということです。市は、保育士対象の研修を実施するなど再発防止に取り組むとしています。