4月の県内有効求人倍率0.97倍 4か月ぶり上昇も1倍下回る

4月の県内有効求人倍率0.97倍 4か月ぶり上昇も1倍下回る

 職を求める人1人あたりに対し企業からどれだけの求人があるかを示す、千葉県内の4月の有効求人倍率は0.97倍で、4か月ぶりに上昇しました。

 千葉労働局が5月31日、発表した先4月の県内の有効求人倍率は0.97倍で、前の月から0.02ポイント上昇しました。

 上昇は4か月ぶりですが、7か月連続で1倍を下回る状況が続いています。

 業種別にみると、成田空港の国際線の発着回数が増えたことに伴い、空港周辺の食品製造業者で、機内食の盛り付けなどの求人が大きく増えました。

 千葉労働局は、4月の有効求人倍率について、4か月ぶりに上昇したものの、物価や原材料費の高騰で企業の利益は上がっていないことなどから、新たな求人募集に結びついていないと分析しています。

 また、基調判断は「持ち直しの動きに弱さが見られる」に6か月連続で据え置いています。

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