NBA史上初…マブスのジェイソン・キッドHCが同一チームの選手、指揮官としてファイナル進出

5月31日(現地時間30日、日付は以下同)。ダラス・マーベリックスとミネソタ・ティンバーウルブズによる「NBAプレーオフ2024」のウェスタン・カンファレンス・ファイナル第5戦は、アウェーのマブスが124-103で勝利したことで、4勝1敗でシリーズに決着をつけた。

マブスではルカ・ドンチッチが36得点10リバウンド5アシスト2スティール、カイリー・アービングが36得点4リバウンド5アシストを記録。さらにPJ・ワシントンが12得点7リバウンド2スティール、ダニエル・ギャフォードが11得点9リバウンド、デレック・ライブリー2世が9得点8リバウンド3アシスト3ブロックをマーク。

球団創設44シーズン目のマブスが、カンファレンス・ファイナルを突破してNBAファイナルまで勝ち上がるのは2006年、2011年に続いてフランチャイズ史上3度目。2011年に初優勝を飾っており、今年は13年ぶりのリーグ制覇へ向けてあと4勝となった。

現在マブスで指揮を執るジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は、就任3年目で頂上決戦への出場権を獲得したのだが、同じ球団で選手、指揮官としてファイナルへ出場するのはNBA史上初だと『MavsMuse』が報じている。

現役時代、リーグ屈指のポイントガードとして19シーズンもプレーしてきたキッドは、マブスの先発ポイントガードとして2011年のプレーオフへ出場。当時はキャリア終盤、38歳を迎えていたものの、ダーク・ノビツキーやジェイソン・テリー、ショーン・マリオン、タイソン・チャンドラーといったチームメートたちとともに球団初優勝に大きく貢献していた。

キッドHCの下、マブスは今年のプレーオフでウェストを12勝5敗で制覇。ここまで一度も連敗はなく、ファーストラウンドとカンファレンス・セミファイナルで負けた後には2連勝しており、見事な修正力を見せていると言えるだろう。

今シーズンの頂上決戦となる「NBAファイナル2024」は、マブスとボストン・セルティックスによる対戦となった。シリーズ初戦は6月7日、セルティックスのホームアリーナ、TDガーデンで幕を開けることとなる。

【動画】2011年にファイナル進出を飾ったマブスのハイライト!

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