出水期を前に県と20市町が初動対応確認 県庁などで災対本部合同の図上訓練

図上訓練で情報を整理する県職員ら=31日午後、県庁

 出水期を前に愛媛県と20市町による災害対策本部合同運営訓練が31日、県庁などであり、約390人が図上で被害把握や支援要請などの初動対応を確認した。

 訓練は梅雨前線や台風の影響で、県内に大雨特別警報が発令されたと想定。警報解除後の水害対応中に安芸灘を震源とする震度5強の地震が発生したシナリオで、事前に訓練内容を明かさない方式で実施した。

 県庁では、職員が医療やライフライン・交通対策などの班ごとに活動。県警や陸上自衛隊と連携して被害情報を収集し、ホワイトボードに書き込んでいった。

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