捕獲用の箱わな設置 センサーカメラも 広島・廿日市市のクマ警戒続く 広島市安佐南区でも目撃情報

市街地でクマが目撃された広島県 廿日市市では、目撃場所に近い小学校が31日も臨時休校となるなど、警戒が続いています。

廿日市市は、センサーカメラや箱わなの設置などの対策を進めています。

米田健太郎 記者
「きょうも佐方小学校からは、子どもたちのにぎやかな声は聞こえてきません」

クマの目撃場所に近い佐方小学校は、30日に続いて31日も臨時休校となりました。

廿日市市では、今月28日と29日、クマの目撃情報が相次ぎました。街にはクマの出没を警戒するポスターが貼られていました。

地域住民
「早く山に帰ってもらえたら、子どもたちも安心して外で遊べるので」

廿日市市は30日、クマなどが現れた際に反応して撮影するセンサーカメラを取り付けたほか、31日は捕獲用の箱わなを設置しました。

廿日市市教育委員会によりますと、臨時休校した佐方小学校では、現在、週明け以降の対応を検討しているところだということです。市や警察は、目撃場所付近を巡回するなどして引き続き警戒に当たっています。

一方、広島市でも31日、新たにクマの目撃情報がありました。警察によりますと、午前11時半ごろ、安佐南区沼田町吉山で体長50cm以上のクマが目撃されたということです。警察は、今後もクマが出没する可能性があるとして、注意を呼びかけています。

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