スーパーGTスポーティングレギュレーションに小変更。GT300のサクセスウエイト上限値が50kgに

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、5月30日付けで2024年のスポーティングレギュレーションを一部改訂し、8月3〜4日に静岡県の富士スピードウェイで開催される第4戦から適用すると発表した。GT300車両におけるサクセスウエイトの上限値が、これまでの80kgから50kgに変更された。

 スーパーGTでは、各レースで決勝上位、もしくは予選上位に入りポイントを獲得すると、スポーティングレギュレーションの第23条『サクセスウエイト制』にしたがい、その年の参戦6戦目までは累積1ポイントあたり2kgが課せられ、参戦7戦目は1ポイント1kgが課せられる。

 そのサクセスウエイトについては上限があるが、2023年までは100kgだった上限が、2024年はGT300クラスの上限が80kgに変更されていた。これは今シーズン、安全性向上を目的としたスピード抑制のため、GT300全車に追加重量が設定されていたことから、サクセスウエイトの換算量と上限値の低減を行ったことによる。

 今回の変更にともない、上限値が80kgからさらに減り、50kgに変更された。GTアソシエイションが発行したブルテンには変更の背景が記載されているが、今回の変更は「昨年までに実績がある合計重量を超過しないことを優先した」ことが背景とされている。

 変更は第3戦鈴鹿では適用されず、8月3〜4日の第4戦富士から適用される。すでに第3戦の時点でGT300クラスではランキング首位のmuta Racing GR86 GT(54kg)、2位のJLOC Lamborghini GT3(52kg)が50kgを超えているが、第4戦からは上限の50kgとなりそうだ。

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