宇都宮のD.J・ニュービルがMVPを初受賞…今季ベストDFも称賛「彼だけ『止められない』と思う瞬間あった」

5月31日、Bリーグの年間表彰式「B.LEAGUE AWARD SHOW 2023-24」が開催され、宇都宮ブレックスのD.J・ニュービルが『レギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)』を受賞し、レギュラーシーズンベストファイブと合わせて2冠を達成した。

アメリカ出身で現在32歳のニュービルは、193センチ96キロのポイントガード兼シューティングガード。フランスやトルコ、オーストラリアなどを経て2020年に大阪エヴェッサへ加入し、2023-24シーズンに宇都宮に移籍。今シーズンはリーグ戦全60試合に出場し、1試合平均28分27秒16.3得点4.9リバウンド4.7アシストを叩き出し、クラブのレギュラーシーズン勝率全体1位に貢献した。

表彰式では、宇都宮で共に戦ったケビン・ブラスウェルアソシエイトコーチ、田臥勇太からのビデオメッセージが放映され、コート上で対峙した川崎ブレイブサンダースの藤井祐眞から「マッチアップしたんですけど、やりづらかったです。凄かったです」、ベストディフェンダーにも輝いた長崎ヴェルカの馬場雄大からは「唯一彼だけが『止められないな』と思う瞬間があった。ファンになるというか、すごいなと思う瞬間があった。凄まじかったです」と、ニュービルを称えるコメントが寄せられた。

受賞したニュービルは、「Bリーグの皆さんに感謝したい。より良い選手になるために後押ししてくれたし、シーズンを通してサポートしてくれました。コーチ、チームメートも今シーズン初日から暖かく受け入れてくれたことに感謝します。個人の賞ではなくチーム全体で勝ちとった賞だと思いますので、チーム全体に感謝したいですし、ブレックスネーションの皆さんにも感謝したいです」と、受賞の喜びと同時に、周囲のサポートに感謝した。

◆▼歴代Bリーグ レギュラーシーズンMVP

・2016-17シーズン
ニック・ファジーカス(川崎)

・2017-18シーズン
比江島慎(三河)

・2018-19シーズン
富樫勇樹(千葉J)

・2019-20シーズン
田中大貴(A東京)

・2020-21シーズン
金丸晃輔(三河)

・2021-22シーズン
藤井祐眞(川崎)

・2022-23シーズン
河村勇輝(横浜BC)

・2023-24シーズン
D.J・ニュービル(宇都宮)

※所属クラブは受賞当時

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