高校生と警察官熱演!動画で交通安全広報 松山南高放送部と県警が合同制作

松山南高校の放送部員らが制作した交通安全啓発動画の一場面(同高と県警提供)

 安全な自転車利用や横断歩道の渡り方を知ってもらおうと松山南高校放送部と県警が合同で制作した交通安全広報動画が31日、県警本部でお披露目された。撮影リーダーを務めた2年の河端航平さん(16)は「どの方にも目に留めてもらい交通安全意識を高めてもらえれば」と期待している。

 3月に松山市勝岡町の県運転免許センターで撮影があり、2年の宇都宮花さん(16)が自転車で車と衝突しそうになる女子高生役に立候補し、交企課員もドライバーや歩行者役として熱演。河端さんらは運転手の目線映像に臨場感が出るよう後部座席からカメラを回したり、事故の怖さを強調するため安全性を確保しながら車と自転車をどこまで接近させるか工夫したりした。洲之内さんが動画編集を担当し、分かりやすく字幕を入れるなどした。

 映像は動画投稿サイト「ユーチューブ」の県警公式チャンネルで公開されており、1日からは大街道と銀天街のストリートビジョンや、免許センターのデジタルサイネージなどでも放映される。(山口暖乃)

交通安全啓発動画を制作し、県警から感謝状を受け取った(左から)洲之内さん、河端さん、田中さん=31日午後、県警本部

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