【巨人】大城卓三 復帰即先発も5打数無安打「1本出して結果を残せるようにしたい」

2回、空振り三振に倒れた大城卓三

巨人・大城卓三捕手(31)が31日に一軍に昇格し、同日の西武戦(ベルーナ)に「6番・DH」で即先発出場するも5打数無安打に終わった。チームは4―1で快勝したものの、自らは打棒で存在感を示すことができなかった。

約1か月ぶりに一軍の舞台に戻ってきた大城卓は、両チーム無得点で迎えた2回の先頭として打席へ。右翼席のG党から大声援で迎え入れられたが、結果は相手先発・高橋光の6球目、149キロの直球に空振り三振に終わった。

その後も快音は響かず、結果は5タコで打率も1割7分4厘まで低下。それでも試合後には「とりあえず1本しっかり出して、結果を残せるようにしたい」と気持ちを切り替え、明日に向けての前向きな意気込みを語った。

昨季は正捕手としてチームをけん引し、今季も「開幕捕手」としてマスクを被ったが、4月24日の中日戦(東京ドーム)から9試合連続で無安打と打撃低迷。一軍では計23試合出場したが打率は1割8分8厘、12安打、0本塁打(試合前時点)と持ち味を発揮できずにいた。

5月8日に登録抹消されて以降はファームで調整。17日のイースタンリーグ・西武戦(カーミニーク)に「4番・DH」で実戦復帰すると、30日の同・ヤクルト戦(ジャイアンツ球場)では今季1号となる先制ソロを右翼席に放ち復調気配を見せていた。

苦戦が続く背番号24は、自身もファンも待ち望む鋭い一打を見せることはできるか。

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