「ふくい桜マラソン2025」開催日決定! コースや手厚いもてなし好評…フルマラソン、5キロ、1.5キロの3種目

北陸新幹線と並走しながらコースを駆けるふくい桜マラソンのランナー=2024年3月31日、福井県福井市上野本町

 ふくい桜マラソン実行委員会は5月31日、福井県内で開かれるフルマラソン大会「ふくい桜マラソン2025」を2025年3月30日に開催すると発表した。初開催となった今年3月の大会同様、福井市の福井駅西口付近を発着点とし、通称さくら通りや坂井市の丸岡城周辺などの桜の名所、北陸新幹線と並走する新九頭竜橋を巡るコースを設定。フルマラソン、5キロ、1.5キロの3種目に計1万5千人の参加を見込む。

 実行委の本年度総会が31日、福井県庁であり、種目やコース、募集枠など実施計画を決めた。収支決算は288万3660円の黒字で、第2回大会の予備費として計上することを承認した。

 第1回大会は4種目に国内外から1万5341人がエントリー。ランニングポータルサイト「ランネット」には案内誘導や沿道の応援を評価する投稿が相次いだ。一方で、県外参加者のうち千人ほどが県内で宿泊場所を確保できず、石川県内に宿泊。北陸新幹線の県内開業直後ということもあり、大会当日の昼以降、福井駅が混雑したことも課題に上がった。

 第2回大会は、満18歳以上が対象のフルマラソンに「一般」「サブ10(2時間10分を切る)チャレンジ」など4部門を設定。県民優先枠や新設した北陸連携枠など七つの募集区分で計1万3200人を受け付ける。参加費は一部の区分を除き1万4千円。第1回大会で実施した「ペアリレーマラソン」は休止する。

 中学生以上が対象の5キロ、ファミリー部門などがある1.5キロの各種目も行う。8月以降の募集開始を予定している。前々日、前日のランナー受け付けは廃止し、ゼッケンなどは事前送付に切り替える。

 大会プロデューサーは第1回大会に引き続き、プロランナーの大迫傑さんが務める。総会では「走りやすいコースと沿道の応援、おもてなしが素晴らしい。引き続き携わることができうれしく思う」とのメッセージが披露された。

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