長崎スタジアムシティ 工事進捗率は94.4% 福山雅治さんライブ、近く開催日など発表予定

 通販大手ジャパネットホールディングス(佐世保市)の髙田旭人社長は5月31日、10月14日に開業する長崎スタジアムシティ(長崎市幸町)の工事の進捗(しんちょく)率が5月末時点で94.4%に達したと明らかにした。同市出身のシンガー・ソングライター、福山雅治さんによるこけら落としライブの開催日などを近く発表予定で、「県全体がワクワクするような最高の一日にしたい」と述べた。
 工事について「間もなく完成するというレベルで順調」とし、「引き渡し後は(来場者を迎えるための)サービスを磨いていきたい」と語った。
 スタジアムシティのイベント予約や決済など幅広い活用を目指し、独自開発中のスマートフォン用アプリについて髙田社長は「(成功の)鍵になる」との考えを示した。「スポーツビジネスの収益化は難易度が高いが、そこに挑戦している。(アプリの活用が)試合や飲食を運営する上でコスト削減につながる」と述べた。間もなく公表し、「リリース後にどんどん磨いていくことになる」と話した。
 こけら落としライブについては「入場を希望される方が想像を超えるような規模感になってきたら1カ所だけでなく、県内の複数会場を中継することがあるかも。まだ何も決まっていないが、反響によって柔軟に考えていきたい」と語った。

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