イタリア１部ラツィオのスポーツディレクターを務めるアンジェロ・ファビアーニ氏が、日本代表ＭＦ鎌田大地サイドの対応に激怒している。
鎌田はラツィオとの１年契約を満了し、フリーの立場で、ドイツ１部Ｅフランクフルト時代の恩師、オリバー・グラスナー監督率いるイングランド・プレミアリーグのクリスタルパレス行きの可能性が高まっている。
一時は契約延長オプション行使を報じられたが、交渉は決裂。そこに何があったのか。ファビアーニ氏がクラブ公式メディア「ラツィオ・スタイル・チャンネル」のインタビューで語った。
同氏は昨夏の獲得時から、退団が決まるまでを、こう振り返った。「退団を望んだルイス・アルベルトのような特徴を持つ選手を探しており、（前監督の）サッリはＯＫを出し、鎌田側は５月３０日に再協議する１年契約という条件を設定した。そして５月３０日に更新の期限が切れ、彼が延長を望まないのなら退団も問題なかった」
続けて「しかし、その後になって（昨夏と）同じ条件を（鎌田側から）提案するように言われたんだ。それは延長オプション付きの１年契約だ。これは予想外だったし、そんな〝ゆすり〟のような要求は許さない。無礼に感じた」と憤りを口にした。
同氏は「ラツィオに来る者は、プロジェクトに従い、ラツィオを愛さなければならないことを理解すべき」と強調した。
