【安田記念/穴ライズ】「煌びやかな実績と人気がアンバランス、積極的に買うべき」 前日“8人気”前後の伏兵

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第74回安田記念(GI、東京芝1600m)は、確たる中心馬不在の混戦ムード。穴馬台頭も十分に考えられるシチュエーションだ。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、安田記念の穴馬候補をピックアップ。ここでは「ヴォイッジバブル」を取り上げる。

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■ヴォイッジバブル

今年は香港からロマンチックウォリアーとヴォイッジバブルの2頭がエントリー。ロマンチックウォリアーはGI7勝と、出走メンバーの中では圧倒的な実績を誇るが、馬券の妙味ではヴォイッジバブルに軍配と見る。

もともとはレベルの高い香港のマイル戦線で、ゴールデンシックスティやビューティーエターナルらと鎬を削っており、ポテンシャルの高さは言わずもがな。昨年の香港マイルではナミュール、ソウルラッシュに先着しており、3走前の香港ゴールドCでもロマンチックウォリアー有利の2000m戦で、タイム差なしの接戦を演じていた。

2走前のドバイターフでは、落馬の影響もあり13着に敗れたが、前走のチャンピオンズマイルで立て直してさっそく3着。大敗のダメージもなく、ここまでの調整はいたって順調だ。積み重ねた実績と人気がアンバランスな馬で、この下馬評なら積極的に買うべき1頭だ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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