【安田記念/穴ライズ】「GIでもぶっ飛んでくる鬼脚の持ち主、一発ズドンを警戒」 想定オッズ“20倍台”の妙味

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第74回安田記念(GI、東京芝1600m)は、確たる中心馬不在の混戦ムード。穴馬台頭も十分に考えられるシチュエーションだ。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、安田記念の穴馬候補をピックアップ。ここでは「レッドモンレーヴ」を取り上げる。

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■レッドモンレーヴ

2カ月半ぶりとなった前走・京王杯スプリングCは、例によって後方待機策を選択し、直線勝負に賭ける構え。最後は次位を0秒9も上回るメンバー最速の上がり32秒2で追い込み、1度は先頭に立ったものの、ウインマーベルの二枚腰に屈して2着に敗れている。

休み明けを叩かれて気配は型通りに良化。中2週で本番というタイトなローテーションながら、しっかりと負荷をかけた調教を積んでいる。悲願のGIタイトルに向けて、態勢は整っていると見ていい。

終いの切れ味はこのメンバーでも上位だ。外枠だった昨年の安田記念は脚が溜まり切らず、直線で伸びを欠いて6着だったが、内枠を引いた今年は、ロスなく運んで持ち前の鬼脚を炸裂させたい。【2.2.0.1】と好相性を誇る東京芝マイルなら、一発ズドンまであっていい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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