日本やインド版に続き…『グッド・ワイフ』中東版リメイクが誕生!

これまで日本を含むいくつもの国でリメイク版が作られてきた人気ドラマ『グッド・ワイフ』。その中東バージョンが新たに誕生することが分かった。米Varietyが伝えている。

【関連記事】ドラマ『グッド・ドクター』の原作はどれ?韓国・日本・アメリカ版を徹底比較!

新たな主演は、弁護士資格を持つ女優

米CBSで2009年から7シーズンにわたって放送されたリーガルドラマ『グッド・ワイフ』の主人公は、結婚・出産を機に弁護士を辞めて家庭に入っていたアリシア・フロリック。州検事である夫が女性スキャンダルと汚職で逮捕されたことから、アリシアは代わりに家族を養うべく久しぶりに弁護士に復帰。ブランクや夫の裁判問題に苦しみながらも、女性として、母として、また妻として、公私の様々な問題に立ち向かっていく。

アメリカの元大統領ビル・クリントンや上院議員ジョン・エドワーズのスキャンダルがインスピレーションの元となったと言われる『グッド・ワイフ』は、そんなリアリティあふれる設定がゆえかこれまでいくつもの国でリメイクされてきた。2019年に日本バージョンが常盤貴子主演で作られたほか、2016年に韓国版、2023年にインド版が誕生している。

そしてこの度誕生したのは、中東の放送局MBCが手掛ける中東バージョン。『Moftaraq Toroq(原題)』というタイトルのこの作品では、エジプトを舞台に、過去15年間にわたり妻として母として尽くしてきた女性アミラが、夫の恥ずべきスキャンダルが持ち上がったことで、思いがけず困難に直面することに。いきなり家族を支えることになったアミラは法の世界に戻るが、その過程で自分を新たに発見していく…。現地の文化的な背景に合わせて脚色が加えられるという。

主演を務めるのは、チュニジア出身で、活動拠点であるエジプトの国籍も所持するヘンド・サブリ。俳優としておよそ30年のキャリアを誇り、Netflixで配信中のコメディドラマ『ファインディング・オーラ:人生の折り返し方』では、いきなり夫から離婚を切り出されたことをきっかけに、新たな自分を発見するヒロインという、本作に通じるようなキャラクターを演じている。また、ヘンド自身は弁護士資格を持っており、そういう意味でもアリシアに通じるところがありそうだ。

オリジナルの『グッド・ワイフ』全7シーズン、日本版リメイクはHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

© 株式会社ナノ・アソシエーション