「えっ、なんで私があなたの子のご飯の世話を?」「手土産のレベルの差にモヤっ」ママ友宅でのモヤっとエピソード

引用元:monkeybusinessimages/gettyimages

子どもができると、子どものお友だちやママ友宅へ伺う機会も増えますね。その際に、自分の価値観との違いを感じる場面も。今回は、ママ友宅で感じた違和感について、取り上げます。
「たまひよ」アプリユーザーの体験談とともに、子育てアドバイザーの高祖常子さんに、ママ友宅を伺うときに気をつけたいポイントなどについて聞きました。

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モヤっとせずにいられることはないのかも…?

最初にみんなの声からご紹介します。

みんなのモヤっとエピソード

「子どもが同じくらいの歳のママ友に、成長のスピードを比べられ、マウントのような発言をされてモヤっとした」(みちょん)

「手土産などのレベルに差があると、モヤっとしてしまいます」(Mn)

「自分の考えを押し付けないようにしてる。いろんな考えがあるから。誰かの悪口や不満を言う人は、なんかモヤモヤする」(ちぃまま)

「お互いの時間に合わせるので、わが子の昼寝時など、眠い時間帯に何かの集まりを勝手に企画されると、イラッとしてしまう。あと、子どもは好きですが、『えっ、なんで私があなたの子どものご飯の世話を?』ってなった時がありました…」(Meg)

「子どもがいることを盾に、周囲に気を遣わなかったり、ルールを無視したりすることにモヤっとしたことがある」(manamama)

モヤっとしないためのマイルールがある人も

「相手のお宅を汚さないようにする!お菓子を食べた手で物に触ろうとしたら、止めて手を拭かせる」(きゆ)

「ママ友と遊ぶ時は言葉遣いに気をつけ、子どもの前で夫の愚痴を言うのは控えている」(苺)

「子どもの月齢によって、会うタイミングをランチにするか、お茶のみにするかなど、考えるようになった」(みっこ)

「子どもの成長発達については何も言わない」(むらさき)

「直接会った時に誘うと相手が断りづらいと思うので、LINEで誘うようにしています。その際に、日にちを伝えておき、『その日は予定があって』と相手が断りやすいようにしています」(ふーママ)

「自分にとって嫌だなと感じる人とは、無理にお付き合いしない」(ビッグママ)

「共感して話を聞き、決して否定しない」(あい)

「お互い無理はしない」(ちゃん子)

基本は「無理をしないこと」が一番!

ママ友ができて、情報交換をしたり遊んだりしても、モヤモヤすることが時折あるのは当然でしょう。そこで、ママ友宅へ行く際に気を付けるといいポイントや相手をモヤっとさせないポイントなどについて、子育てアドバイザーの高祖常子さんに聞きました。

「いろいろなモヤっと体験がありますね。
でも一番はビッグママさんの『自分にとって嫌だなと感じる人とは、無理にお付き合いしない』という考え方を基本にしたらいいのではないでしょうか。

ママ友は大切ですが、負担にならない付き合い方が一番大事です。心を痛めてしまうような付き合いは、しなくて大丈夫。あくまでも、子どもを通した友だちであると心がけましょう。子どもを通した関係性の場合は、卒園やクラス替えなどのタイミングで、だんだんと疎遠になるものです。子どもが同じ園とか同じクラスでなくなっても続いていく関係性は、ママ友ではなく、友だちです。

ママ友と会ったり、一緒に過ごす時には、コメントにもあるように、子どもの年齢や成長発達を考慮するという点は、心がけるといいですね。これはママ友でなくても、近所の親子と関わる時にも心がけたいポイントです。お互いに気持ちよく過ごせる関係性を大事にしましょう。

そこが守られない相手とは、無理に付き合う必要はないでしょう。ある程度、線引きをして『PTAや保護者の集まりや作業などは協力してやる。でも個人的な集まりには内容によっては行かない』という選択をしたらいいでしょう。

愚痴や不満を聞くのは辛いですが、それはその人が困っている証拠。可能なら前向きな解決方法を提案してみてもいいかもしれません。それでも収まらず、聞くのが辛いなら距離をおいてもいいと思います。

『えっ、なんで私があなたの子どものご飯の世話を?』(Megさん)と言うコメントがありましたが、そのような時には、『もうご飯の時間だから終わりにしましょう』などと伝えるといいですね。言い出しにくいですが、自分の気持ちや子どもの生活サイクルを守るために必要なら、線を引くことも大切です。
楽しければ『今日はいいかー』と許せるかもしれません。でもそれが無理と感じるなら、きっぱりと線を引くことも大切です」(高祖常子さん)

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子どもが成長してママ友が友人関係になっていくのは素敵なことですが、子どもの成長に伴い、ママ友づきあいは変わっていくもの。無理せずにいきたいですね。
(取材・文/メディア・ビュー 橋本 真理子)

高祖常子さん

PROFILE)
子育てアドバイザー、キャリアコンサルタント。保育士、幼稚園教諭、社会教育主事、ピアカウンセラーなどの資格を持つ。NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事ほか。全国13万部発行の「育児情報誌miku」編集長として14年活躍。育児誌を中心に編集・執筆を続けながら、子どもの虐待防止と、家族の笑顔を増やすための講演活動、ボランティア活動を行う。3児の母。著書多数。

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年2月の情報であり、現在と異なる場合があります。

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