「地元の思い背負い精進」 新十両の生田目、地元さくらを訪問

さくら市の花塚隆志市長(右)から祝福される生田目関=1日午前、同市氏家

 大相撲で新十両昇進を決めたさくら市出身の生田目(なばため)関(22)=本名生田目竜也(なばためたつや)、二子山部屋=が1日、さくら市役所を訪れ、花塚隆志(はなつかたかし)市長を表敬訪問した。約50人の関係者を前に生田目関は「地元の思いを背負って精進する」と力強く語った。

 生田目関は西幕下2枚目で迎えた今年5月の夏場所で5勝2敗。名古屋場所の番付編成会議で本県出身力士としては6年ぶりとなる新十両昇進が決まった。

 この日は同市幹部や市議、JAしおのや、児童養護施設の関係者も同席し、生田目関と師匠の二子山親方(元大関・雅山)を出迎えた。花塚市長は「(5勝目を挙げた夏場所の)千秋楽の取組は素晴らしく、いい表情をしていた。本当に頑張った。さくら市一丸で応援したい」と祝福した。

 生田目関は「十両では今まで以上に相手が強くなる。地元からの応援を力に変え、今日の自分より強くなれるよう稽古に励む」とさらなる成長を誓った。

新十両昇進の喜びを語る生田目関(左)。右は二子山親方=1日午前、さくら市氏家

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