古江彩佳は勢いかき消す“ダボ”を悔やむ 畑岡奈紗と同組でそろって後退

前年トップ10の古江彩佳(左)と畑岡奈紗は同組でそろってオーバーパー(撮影/村上航)

◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented by アライ 3日目(1日)◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583yd(パー70)

前年大会でともにトップ10入りを果たした古江彩佳と畑岡奈紗はムービングデーを2サム同組でプレーした。3オーバー16位から出たが、古江は「71」、畑岡は「74」とオーバーパーで上位との差を詰めることはできなかった。

古江は右サイドのピンを攻め込んだ6番(パー3)でバーディ先行。ティイングエリアが前に出たパー5の7番もセカンドで左手前のカラーまで運んで2連続とした。「最低でもボギーで終わりたかった」と悔やんだのが折り返しの9番。前日に左のフェアウェイバンカーにつかまってボギーを喫したホールで、この日は右サイドのフェアウェイバンカーに入れた。セカンドが出すだけとなり。ギャラリー用のクロスウェイで踏まれた状態の芝からだった3打目もガードバンカーに落とした。

2連続バーディ先行を生かせず(撮影/村上航)

上昇ムードをかき消すダブルボギーとなり、パー5の後半13番ではわずかに引っ掛けてカップに蹴られる3パットボギー。首位との差は9打に開いた一方、14位と順位は上がっている。ここまで3日間オーバーパーのラウンドが続いたこともあり、「最低でもイーブン、頑張ってアンダーパーでトップ10を目指したい」とターゲットを切り替えて臨む。

4番で先にバーディを奪った畑岡は、7番で繊細な下りのアプローチを必死に寄せたが、そこから3パットボギー。右バンカーにつかまった8番(パー3)、フェアウェイから大きく左にミスした9番と3連続ボギーをたたいた。

珍しくアイアンショットの精度を欠いた(撮影/村上航)

5mほどのスライスラインを流し込んだ16番で2個目のバーディとした直後、痛恨の2連続ボギーフィニッシュ。通算7オーバーの29位に後退し、単独首位で最終日を迎えた前年に続く優勝争いが遠のいた。(ペンシルベニア州ランカスター/亀山泰宏)

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