高橋和生選手(花巻北高出)「メダル持ち帰る」 パリへ意気込み

応援メッセージが書かれた日の丸を掲げ、パリ五輪での活躍を誓う高橋和生選手=1日、盛岡市

 8月のパリ五輪陸上競歩・混合団体代表で北上市出身の高橋和生(かずき)選手(27)=東京・ADワークスグループ、花巻北高-早大=の激励会(岩手陸協主催)は1日、盛岡市内で開かれ、古里の恩師らからエールを受けた高橋選手は「岩手にメダルを持ち帰れるよう頑張りたい」と決意を示した。

 父正勝さん(63)、母美紀子さん(64)、陸協関係者ら約40人が出席。高橋選手は、高校時代の同級生や恩師らの応援メッセージ入りの日の丸を手渡されると、本番でのメダル獲得をイメージして掲げて見せた。会場からは「和生頑張れ」と声援が飛び交い、大きな拍手が送られた。

 高橋選手が目標にしてきた先輩で、五輪2大会連続出場の高橋英輝選手(31)=富士通、花巻北高-岩手大=からサプライズのメッセージも。「同郷の先輩として、諦めずに五輪への道を切り開いた和生を誇りに思う。不安もあるかもしれないが、この挑戦を楽しんでほしい」との言葉が紹介され、目頭を押さえながら聞き入った。

© 株式会社岩手日報社