宅配荷物の受け取り、発送できます 福島県のヨークベニマル11店舗で開始

荷物の発送を体験する影山さん親子

 福島県とヨークベニマル、宅配事業者が連携して荷物の再配達削減を目指す「宅配ロッカー活用プロジェクト」は1日、福島、郡山両市のヨークベニマル11店舗で始まった。郡山市の横塚店で記念セレモニーが行われた。

 県と包括連携協定を結ぶヨークベニマルが県内30店舗に、宅配の荷物の受け取りと発送ができるロッカーを設ける。再配達を減らし、温室効果ガス削減や人手不足が続く物流業界の支援につなげる狙いがある。

 セレモニーでは内堀雅雄知事が「ライフスタイルに合わせた工夫で再配達を減らせる」とあいさつした。ヨークベニマルの真船幸夫会長とともに荷物を受け取り、市内の影山杏奈さんと長女彩萌(あやめ)さん、長男桐士(きりと)さんが発送の操作を体験した。

 日本郵便の小野木喜恵子常務執行役員東北支社長、佐川急便の堀木啓介南東北支店長、ヤマト運輸の山内秀司執行役員東北統括が出席した。

 日本郵便、佐川急便、ヤマト運輸、DHLジャパンの利用で、3辺の合計が100センチ以内、重さ10キロまでの荷物が対象。今年度中に残りの19店舗を決めて設置する。

 1日現在の設置店舗は次の通り。

 ▽福島市=笹谷店、福島泉店、太平寺店、南福島店、浜田店、野田店▽郡山市=片平店、希望ケ丘店、安積町店、金屋店、横塚店

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