サッカー元中国代表「3部リーグ選手は月給5000元」、中国メディア「料理配達員の方がまし」

サッカー元中国代表FWで2020年に現役を引退した毛剣卿氏はこのほどSNS上で、中国のプロサッカー3部リーグ「中乙」でプレーする選手の月給は約5000元だと明らかにした。

中国のスポーツセルフメディア「羅掌櫃体育」によると、サッカー元中国代表FWで2020年に現役を引退した毛剣卿(マオ・ジエンチン)氏はこのほどSNS上で、中国のプロサッカー3部リーグ「中乙」でプレーする選手の月給は約5000元(約10万8000円)だと明らかにした。

プロサッカークラブの上海嘉定でコーチを務めたこともある毛氏は、1年間に100万元(約2160万円)を稼ぐことができる中国選手は少数だとし、2部リーグ「中甲」の場合でも月給は1万5000元(約32万4000円)から2万元(約43万2000円)の間で、「若い時にしかできない職業でこの稼ぎは多くないほうだと思う。選手の9割は稼げない」と語った。

記事によると、毛氏の暴露について、サッカーファンの間では信ぴょう性が高いと感じている人が多いようで、記事は中国のいくつかのクラブが2010年代に親会社の潤沢な資金を武器に海外のスター選手や名将を爆買いした「金元足球」が去るとともに国内選手が簡単に高給を稼げる時代は終わりを告げたとし、「中乙でプレーする選手の月給が5000元なら、フードデリバリー配達員の方がましだ」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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