発熱、腹痛、下痢など やきとり店で会食の3人 カンピロバクターによる食中毒

鳥取県米子市の飲食店(やきとり店)でカンピロバクターによる食中毒が発生、保健所はこの店に対し、2日間の営業停止処分を行いました。

米子保健所によりますと、5月31日、市内の医療機関から「5月30日に食中毒が疑われる患者を3人診察した」と、連絡がありました。

患者らは市内の飲食店で5月24日午後7時半ごろに会食をしていて、便からカンピロバクター菌が検出されたことから、米子保健所は、この飲食店を原因とする食中毒と断定、食品衛生法に基づいて、6月1日から2日間の営業停止処分を行いました。

患者らは10代から40代の男女で、27日午前6時頃から発熱、腹痛、下痢などの症状が出ていていますが、いずれも重症ではないということです。

保健所では生肉を取り扱った後は、手指、調理器具を十分に消毒すること。生肉用のトングや取りばしと、食事用のはしを別にすること。食肉の生食は避け、中心部まで十分に加熱(75℃、1分間以上)することを呼び掛けています。

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