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今夏で引退するドイツ代表MFトニ・クロース(34)が、レアル・マドリード(スペイン)で有終の美を飾った。
Rマドリードは、ドルトムント(ドイツ)との欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝(英ウェンブリー競技場)を2―0で制し、大会最多を更新する15度目の優勝を飾った。クロースは0―0の後半29分、左CKでDFダニエル・カルバハルの先制点をお膳立て。最後まで一流プレーヤーとしての仕事をまっとうした。
欧州サッカー連盟公式ホームページなどによると、ドイツ人MFは「前半に失点しなかったことが決め手だった。前半は本当に良くなかった。その後、修正できてゴールを決めことができた。我々は調子が良く、より良いチームだったが、今日はより良いチームになるまでには長い時間がかかった」と振り返った。
自身の締めくくりについては「このような形で去ることができてよかった。これ以上のことはない。この10年間で経験したことは忘れられないもので、これを寂しく思うだろうけど、(引退は)自分の決断だ。今日のように去りたいと思っていたので、とても幸せだ」と、しみじみ語った。
試合後には、ドイツ代表でともに戦ってきた、ドルトムントを今季限りで退団するMFマルコ・ロイスと抱き合い、互いの健闘をたたえ合った。残るは、母国開催の欧州選手権(14日開幕)。最後にもう一つのビッグタイトルを狙っていく。