チェーンソー技能日本一競う 青森市で「伐木チャンピオンシップ」

決勝で丸太合わせ輪切り競技に臨む青森県代表の岡田望さん=2日午前、青森市のモヤヒルズ

 チェーンソーの技能を競う「第5回日本伐木チャンピオンシップ」が1、2日、青森市のモヤヒルズで開かれた。青森県からはレディースクラス前回覇者の岡田望さん(41)=青森市、ウッドホープ=が唯一出場し、同クラス総合2位となった。

 大会は2014年の第1回からモヤヒルズで行われ、今回はジュニア、レディース、プロフェッショナルの各クラスに16~56歳の計76人が参加。伐倒、やいばの脱着、丸太合わせ輪切りなど5種目でスピードや安全性を競った。

 青森県代表の岡田さんは初日の予選を1位通過し、決勝では22歳の新星・武藤唯さん=福島・秋山林業=との一騎打ちとなったが、最後の枝払い競技で起こったチェーンのトラブルが響き、連覇はならなかった。

 競技を終えた岡田さんは「今の自分の実力に悔しさを感じたが、他県の人たちと一緒に練習するなど、人の輪が広がって楽しく過ごせた」と話した。各クラス優勝者とプロフェッショナルクラスの総合2、3位の選手は、9月にオーストリアで開かれる世界大会・世界伐木チャンピオンシップに出場する。

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