今季絶望アクーニャJr.の代役をエンジェルスからセレクト?「興味深いトレードになるかもしれない」エ軍メディアは歓迎「見返りとして…」

2023年シーズンのナ・リーグMVP受賞者で、アトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.が、現地5月26日のピッツバーグ・パイレーツ戦で左膝の前十字靭帯を完全断裂。6月4日に手術を受ける予定で今シーズン絶望となった。

アクーニャJr.の離脱が決まった後、米メディアはブレーブスが代役選手を獲得すると報道。米放送局『CBS Sports』は、トミー・ファム(シカゴ・ホワイトソックス)、ブレント・ルッカー(オークランド・アスレティックス)、ジェシー・ウィンカー(ワシントン・ナショナルズ)、ブライアン・デラクルーズ(マイアミ・マーリンズ)、テイラー・ウォード(ロサンゼルス・エンジェルス)の名前を挙げた。

また、『MLB Network』のジョン・モロシ記者も、ファム、ルッカー、ウォードがブレーブスの補強候補だと語っている。それを受けてエンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は、「アクーニャJr.の代役が、エンジェルスの選手になる噂が出ている。興味深いトレードになるかもしれない」と伝えた。
「エンジェルスは最高の選手を怪我で失う悲しみを十分理解している。左膝の半月板損傷で手術をしたマイク・トラウトの例を経験しているからだ。ただ、ブレーブスはエンジェルスと違ってワールドシリーズ出場を狙っているため、代役を探している。“ブレーブスがエンジェルスのペリー・ミナシアンGMに電話をするだろう”とモロシ記者がMLB Networkで語った」

そう記した同メディアは、「それでもウォードの名前が挙がったのは少し驚きだ。ウォードは昨シーズンオフに調停資格の初年度を終えたばかりで、今シーズンは480万ドル(約7億5000万円)と手頃な契約を結んでいる。26年までFAにならない」とし、「率直に言えば、悪い考えではない」と前向きに捉えた。

そのうえで、「エンジェルスは競争力をつけようとはしていないし、ウォードは30歳。トレード期限に売り手に回る立ち位置はファンにとって楽しくないだろうが、見返りとして有望な若手を何人か獲得できるかもしれない」と、ウォードのトレードの噂を歓迎した。

構成●THE DIGEST編集部

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