【マリーゴールド】青野未来 林下詩美にタッグ戦快勝で堂々宣言「いいライバルになれるんじゃないか」

ビクトリア弓月(手前)にラクダ固めを決める青野未来(©マリーゴールド)

女子プロレス「マリーゴールド」で、元アクトレスガールズの青野未来(33)が一躍トップ争いに食い込んでいる。

2日の静岡・アクトシティ浜松大会では前日の大阪大会に続きメインに登場。同じ元アクトレスの翔月なつみと組み、林下詩美、ビクトリア弓月組と対戦した。

2日連続の対戦となった詩美とは激しい攻防を展開。詩美のダブルキックで2人まとめて吹っ飛ばされながらも必死に食らいついた。背後から翔月を捕らえた詩美に容赦なくハイキックを見舞い、最後はダブルアームスープレックスで弓月を沈めて勝利。敗れた前日の借りを返した。

確かな手応えをつかんだ青野は「昨日も戦った林下詩美、今日もめちゃくちゃ楽しかった。最高でした。昨日は私が先にラリアートで倒されたけど、今日は私が林下詩美を先に倒しました」と強調。「これから、めちゃめちゃいいライバルになれるんじゃないかと、すごい楽しみです」と堂々とした口調で言い放った。

詩美はスターダム時代、最高峰のワールド王座を戴冠。デビューから4か月で2018年度の「プロレス大賞」新人賞を受賞し、21年度の女子プロレス大賞も獲得した業界の至宝だ。実績では到底かなわないが、青野は「元スターダムとか、アクトレスとか関係なく競っていきたい」とボーダーレスを訴える。

一方の詩美も、青野の気持ちを真正面から受け止めた。「あんなきれいな顔して、あんなバチバチしているなんて…。何か、すごいグッときたよ。すごいイイ。すごい刺激をマリーゴールドに感じてる。私が期待していた刺激が今、ここにあるんだなと感じています。あなたとのぶつかり合い、すごい楽しい。また次もやりましょうよ」とメッセージを送った。

5月20日に旗揚げした新団体は、中心選手のジュリアが右手首の骨折で負傷離脱。外敵の立場から「エース」に名乗りを上げたSareeeも、地方巡業には同行していない。それでも青野の奮起により、新しい風が吹き始めている。

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