笹原「結構厳しかった」 アレジ「ミスなく走れたのは右京だからこそ」【第3戦GT500決勝会見】

 6月2日(日)に三重県の鈴鹿サーキットで開催された2024スーパーGT第3戦『SUZUKA GT 3HOURS RACE』の決勝レース。今季2度目となった3時間の“時間制レース”を終え、ともにGT500クラス初優勝を飾った37号車Deloitte TOM’S GR Supraの笹原右京とジュリアーノ・アレジが決勝を振り返り、次戦への意気込みを語った。

■笹原右京/第1、第2スティント担当

「ポールポジションからスタートしたものの、天候が不安定ななか、予選で使用したタイヤはスタートには適しておらず、結構厳しいスティントでした」

「ファーストスティントでは大きくマージンを築けたり良い流れだったのが、セカンドスティントではちょっとしたトラブルがありました。自分でも何が起こっているかわからないこともあったのですが、、それでも自分の中ではトップで最終スティントのジュリアーノ選手に渡すことが最大のタスクでした」

「14号車がトップを走るなかペナルティーがあったのは、同じ陣営としては残念ですが、僕たちは僕たちでミスなく戦い切った結果が優勝という形になって少しホッとした気持ちもあります。チームには感謝しきれません」

「(次戦への意気込み)やることは変わらないです。毎戦頑張ってきたように、いつもどおりタイヤのセットアップなど事前の準備をして、やっぱり富士スピードウェイでも優勝したい想いは強いです」

「毎回ミィーティングでチームオーナーの大立さんに『プッシュ!プッシュ!』と言われるので『プッシュ!プッシュ!』で頑張っていきたいと思います」

2024スーパーGT第3戦鈴鹿 笹原右京(Deloitte TOM’S GR Supra)

■ジュリアーノ・アレジ/第3スティント担当

「非常に良いレースだったと思う。ポールポジションからスタートすると後ろからのプレッシャーは半端なく、ミスをすることなく走ることができるのは右京選手だからこそだと思う。本当に素晴らしかった」

「最終スティントでの戦いは14号車と非常に近い距離での接戦だったが、ペースを崩すことなく走りきることができた。クルマの状態は非常に良く、他にも強敵はたくさんいたけれど、実力で勝ったと思うレースだった」

「昨年までは残念な結果で終わることが続いたが、この優勝で切り替えてリセットされたと思う」

「(次戦への意気込み)次戦の富士スピードウェイは簡単ではないはずだ。たくさんいろいろなハードルがあるとは思うけど、今回ひとつのハードルを乗り越えた僕たちはすごく自信を持っている。モチベーションはすごく高いので、このまま頑張っていきたい」

2024スーパーGT第3戦鈴鹿 ジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM’S GR Supra)

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