南砺市と富山県教委は1日、来年度に生徒を全国募集する南砺平高の入学者選抜に向け、全国140校による「地域みらい留学高校進学フェス」にオンライン参加した。市などは相倉、菅沼合掌造り集落を抱える五箇山地域にある南砺平高への入学を「世界遺産留学」と銘打ち、豊かな自然や歴史、文化を学習に生かした学校の魅力を紹介した。
フェスには生徒ら100人が参加した。関東・中部・近畿地区は南砺平高をはじめ新潟、群馬県など13校が各3分間アピールした。
市政策推進課の朝山紗弥主事と永井孝昌教頭が、全校生徒数は64人と県内で最も少ないものの、五輪選手を輩出したスキー部や全国高校総合文化祭で3度最優勝に輝いた郷土芸能部の活躍を強調した。
個別説明会には生徒や保護者3人が参加し、寮と高校の距離や部屋の設備、入試内容などについて質問があった。永井教頭は高校に給食があり、五箇山探究など授業の特徴、卒業生の進路、寮生活を説明した。
市などは10月まで計7回のオンライン説明会を実施し、7月20日に大阪市、8月24日に都内で開催される地域みらい留学高校進学フェスに参加する。8月20日に南砺平高でオープンハイスクールを開く。