22歳・笹生優花が3年ぶりの全米女子オープン制覇!! 渋野日向子は単独2位で日本人がメジャー大会ワンツーフィニッシュの大快挙!

センターポールに日の丸が掲げられた。

現地6月2日、女子ゴルフのメジャー第2戦「全米女子オープン」が大会最終日を迎え、首位と3打差の5位から出た笹生優花が5バーディー・1ボギーの通算4アンダーをマークして2021年大会以来、2度目の優勝を飾った。一方、4年ぶりのメジャー制覇を狙い4位スタートの渋野日向子は、2バーディー・4ボギーの通算1アンダーで2位フィニッシュ。古江彩佳が6位タイ、竹田麗央と小祝さくらが9位タイにつけ、トップ10に日本勢が5人も入る好成績で4日間を終えた。

笹生は2番でバーディーを奪う好発進。しかし、6番では4パットを要し、まさかのダブルボギーを叩いてしまう。その後は上位が軒並みスコアを落とすなか、パーでしのぎ続け、12番でバーディーを奪う。一方、首位タイスタートの22年覇者ミンジー・リー(オーストラリア)が12番でグリーン手前のクリークに入れるミスがあり、ダブルボギーに。大きく後退して笹生が並ぶと、13番でバーディーパットをねじ込み、14番を終えて22歳の日本人が単独トップに立った。

3年ぶりのメジャー制覇に期待がかかる笹生は15、16番も連続バーディーをマークし、さらに勢いを加速。17番はボギーを叩いたが、最終ホールはパーで締めて逃げ切った。

渋野は序盤はパーで発進したが、3番で数メートルのパーパットを外して痛恨のボギー。続く4番もボギーとし、いきなり2打落とす展開も7番パー5で3打目を1メートル弱に寄せてバーディーを奪い返す。8番で再びボギーを叩いたが、前半9ホールを2オーバー通算1アンダーでしのぐ。12番でこの日初のバーディーを沈めると、ガッツポーズ。2打差に迫り、3位タイに浮上する。

13番以降はカップ近くに寄せる一打を何度かマークするも、バーディーは奪えず。しかし、ボギーはマークせずパーでまとめて2位タイ。最終組のアンドレア・リー(米国)が18番でアンダーを守れず、最終的には渋野は単独2位に浮上。メジャーの舞台で日本人女子ゴルファーがワンツーフィニッシュを飾る快挙を成し遂げた。

構成●THE DIGEST編集部

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