富山県朝日町の海山駆け巡る トレイルランに218人挑む

大粒の雨が降る中、力強い走りを見せる参加者=ヒスイ海岸

 海から山まで豊かな自然に恵まれた朝日町を駆け巡る「あさひトレイルZERO to ZERO2024」が2日、海抜0メートルのヒスイ海岸を発着点に行われ、県内外の218人が距離約25キロ、累積標高約1千メートルの難コースに挑んだ。

 新川地区の有志でつくる「あさひトレイル研究会」(伊藤政博会長)が開き、5回目。最小限の装備を担いだ参加者は午前9時半に笹原靖直町長の号砲で一斉にスタートし、城山、三峯(みつぼ)グリーンランド、馬鬣(ばりょう)山を駆け抜けた。214人が完走。男子は中才雄介さん(富山市)が2時間3分41秒で2連覇し、女子は井筒智子さん(福井市)が2時間33分45秒で初優勝した。

 3カ所のエイドステーションでは「押し寿司」「翡翠(ひすい)ジェラート」「はとむぎ茶」など町ならではの味が提供された。入善高校生らボランティア約100人が運営をサポートした。

一斉にスタートする参加者
雨の中、一斉にスタートする参加者

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