部屋中に優しい音色 園児らオカリナ演奏に挑戦 松浦・みくりや双葉園

オカリナ演奏を楽しむ園児たち=松浦市、みくりや双葉園

 長崎県松浦市御厨町の幼保連携型認定こども園「みくりや双葉園」(松浦敬乘(けいじょう)園長、77人)に5月30日、落としても割れないプラスチック製のオカリナ10個が寄贈された。園児たちは早速演奏し、初めて触れる楽器に親しんだ。
 ライリッシュ・オカリナ連盟(本部名古屋市)が社会貢献活動として、2015年から全国各地の支部を通して子どもたちに贈っている。これまでは主に学童保育や児童養護施設が対象だったが、未就学児に贈るのはみくりや双葉園が初めて。
 寄贈式には、同連盟佐世保支部長の続宗(つぐむね)一美さんが指導している松浦市内のサークル「マーコット」のメンバーが参加。「ドレミの歌」などを演奏して手本を見せた。
 子どもたちは続宗さんの指導を受け、たどたどしい手つきで楽器の穴に指を当てた。「せーの」の合図で一斉に息を吹き込むと、部屋の中に優しい音色が広がった。
 北川詩ちゃん(5)は「オカリナは鉄砲みたいな形をしている。もっと練習してトトロの歌を演奏してみたい」と笑顔だった。

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