システム変更で3バックに抜擢。東京Vのボランチ綱島悠斗が確かな手応え「自信を持ってやれている」

[J1第17節]東京V 5-3 札幌/6月2日/味の素スタジアム

6月2日に行なわれたJ1第17節で、東京ヴェルディは北海道コンサドーレ札幌と味の素スタジアムで対戦し、5-3で勝利。今季2度目のリーグ戦2連勝を達成した。

この試合でともに2ゴールを挙げた木村勇大と染野唯月の活躍もさることながら、3バックの一角で際立つプレーを見せたのが、プロ2年目の綱島悠斗だ。

【動画】木村勇大の先制ゴール
これまで4バックだったチームが、前節のヴィッセル神戸戦から3バックを採用するなか、ボランチが主戦場の綱島は前節で3バックの左に抜擢されると、今節は右で先発。188センチの高さを活かして空中戦に競り勝てば、出足の鋭いインターセプトで何度も相手の攻撃の芽を摘んだ。

試合後のミックスゾーンで、綱島は「もともと育成年代ではセンターバックをやっていました」と明かし、「ボランチとセンターバックでプレーの判断が変わってくるので、そこの難しさはありながらも、自信を持ってやれている印象です」と手応えを示した。

ポジションをボランチに移した終盤は、さすがに疲労もあり、守備対応やカバーが遅れる場面もあったが、それは本人も自覚している。

「もっとハードワークできないといけない。もっともっとできると思っているので、そこは自分の伸びしろだと思って、プラスに捉えてやっていきたい」

東京Vで存在感を高めつつある23歳は、札幌戦で得た収穫と課題を成長に繋げられるか。さらなる飛躍が楽しみだ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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