「このシャツは私の肌」「君たちの夢は私の夢」フェネルバフチェ監督就任、モウリーニョが“約束”「トルコリーグを助けたい」

トルコ1部フェネルバフチェが6月2日、新監督にジョゼ・モウリーニョ氏を迎えると発表した。同氏はさっそく所信表明を行ない、力強く決意を示した。英公共放送『BBC』などが発言の内容を伝えている。

61歳のポルトガル人指揮官は、母国のベンフィカで監督キャリアをスタートさせて以降、チェルシー、インテル、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドなど、各国の名門で活躍。2021-22シーズンからはローマを率いていたが、今年1月に成績不振で解任され、その去就が注目され続けていた。

トルコで新たな挑戦をスタートさせる“スペシャル・ワン”は、「みんなの愛に感謝したい。通常、監督は勝利の後に愛されるものだ。今回は勝利の前からすでに愛されていると感じている。それは私にとって大きな責任だ」とメッセージ。さらに「この瞬間から、私はあなたの家族の一員だと約束する」と切り出し、こう誓った。

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「このシャツは私の肌同然だ。フットボールは情熱であり、その情熱を感じるのにこれ以上の場所はない。みんなのコーチになりたい。トルコフットボール界に身を捧げたい。トルコリーグを助けたい。でも、私にとって一番大切なのはフェネルバフチェだ。契約書にサインした瞬間から、君たちの夢は私の夢になった」

お披露目のセレモニーが開かれた本拠地ウルケルには、サポーターが大集結。その熱気と興奮から稀代の名将への圧倒的な期待が窺える。今季は勝点99を稼ぐもガラタサライに3ポイント差で競り負け、リーグ2位に終わったなか、フェネルバフチェはモウリーニョ体制で覇権奪回を果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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