「全く別の選手になってしまった」セスクが“マンUは墓場”と大胆見解! 豹変したと考える3人は?「突然不調に。偶然ではない」

元スペイン代表で、現在はセリエA昇格を勝ち取ったコモでコーチを務めるセスク・ファブレガス氏が、マンチェスター・ユナイテッドを巡り、大胆な見解を示した。英メディア『90min』が伝えている。

エリク・テン・ハーフ監督が率いるユナイテッドは、今季最終戦となった宿敵マンチェスター・シティとのFAカップ決勝こそ制したものの、プレミアリーグは8位でフィニッシュ。屈辱の結果に終わり、各方面から厳しい声が上がっている。

そうしたなか、セスク氏はカゼミーロ、ジェイドン・サンチョ(ドルトムントへレンタル移籍)、ソフィアン・アムラバト(フィオレンティーナからレンタルで加入)の3選手が、赤いユニホームに袖を通してから調子を落としたと主張。嘆くように、こう言い放った。

「カゼミーロはレアル・マドリーでチャンピオンズリーグを何度も制した。世界最高の守備的ミッドフィルダーだったのに、マンチェスター・ユナイテッドに移籍して、全く別の選手のようになってしまった。

サンチョを見てみろ。彼はユナイテッドで上手くいっておらず、ドルトムントに行き、私たち全員が思っていたような選手に戻った。それにモロッコ代表としてワールドカップで印象を残したミッドフィルダー(アムラバト)もだ。彼はファンタスティックだった。ユナイテッドに行き、同じ選手ではなくなってしまった」

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かつてアーセナル、バルセロナ、チェルシーなどで活躍した37歳は、グレイザー家の運営方法やテン・ハーフ監督の戦術に責任があると考えているようだ。

「明らかに何かが間違っていると思う。トップクラスの選手が3人も入ってきて、突然調子が悪くなるのは偶然ではない」

シティの4連覇をよそ目にリーグ制覇から10年以上も遠ざかり、セスク氏いわく“選手の墓場”と化している現状から脱却できるか。マンチェスターはマンチェスターでも、ユナイテッドの躍進が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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