戊辰戦争の戦死者悼む 福島県白河市松並の墓前で慰霊祭

戦死者の霊を弔う参列者(中央)

 白河会津戊辰殉難者慰霊祭は2日、福島県白河市松並の白河会津戊辰戦死墓で催された。参列者が戊辰戦争白河口の戦いで戦死した旧幕府軍と新政府軍双方の兵士を慰霊した。

 白河会津戊辰戦死墓管理者会の主催。加藤正信会長ら約30人が参列した。市内の長寿院の島村宗親副住職が読経し、参列者が焼香した。

 白河口の戦いは1868(慶応4)年、数回にわたり繰り広げられた。最大の衝突は旧暦5月1日の激戦で、両軍合わせた一日の死傷者数は戊辰戦争中で最大とされる。地元有志でつくる管理者会が毎年6月に慰霊祭を開いている。

(県南版)

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