「百円の恋」リメーク映画も大ヒットのジア・リン、プラダがアンバサダーに起用

中国のコメディアンで映画監督のジア・リン(賈玲)がイタリアの高級ファッションブランド「プラダ(PRADA)」のアンバサダーに起用された。

中国のSNS・微博(ウェイボー)で「プラダ」公式アカウントが2日、ジア・リンのアンバサダー就任を発表。公開された動画では、シンプルなベージュのコートに「プラダ ガレリア」のバッグを手にしたジア・リンが登場している。

人気コメディアンのジア・リンは2021年公開の初監督・主演映画「こんにちは、私のお母さん」の興行収入が中国映画市場において歴代3位となる54億1300万元(約1176億円)のメガヒットを達成。女性監督映画の興行収入として、世界最高記録を打ち立てた。さらに、日本映画「百円の恋」をリメークした今年公開の監督・主演映画「熱辣滾燙」は興行収入が34億6000万元(約751億円)とこちらも大ヒットを記録。この作品ではボクシングに打ち込む主人公を演じるため、もともとのぽっちゃり体型から50キロ減量したことも大きな話題となった。

プラダはアンバサダー起用に当たり、ジア・リンについて「活気に満ちたアーティスティックな表現力と常に新鮮な魅力」を強調しており、「中国映画の物語に新たな視点をもたらすことを楽しみにしている」と今後の活躍へのエールを送っている。

ジア・リンのアンバサダー就任について、中国のネット上では「半年前なら想像もしなかった」といった驚きの声や「正しい人選」「ブランドの価値を上げると思う」「プラダへの好感度が一気に上がった」といった喜びや祝福の声も多く見られる。また、ここ数年のジア・リンの変化に言及する人も多く、近所のお姉さん的なイメージからは「ますます遠い存在になった」「以前のような親近感が懐かしい」などと寂しさを示すコメントも目立っている。(Mathilda)

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