「日差しもないし、ゆったりできるんとちゃう?」暑さから避難! 高知市が“涼みどころ”初設置

夏本番を前に暑さから身を守るのに役立ててもらおうと、高知市の2つの施設に誰でも利用できる「涼みどころ」がはじめて設置されました。

「高知市涼みどころ」と名付けられたスペースは、高知市役所とオーテピアの2か所に初めて設置されました。国が2024年4月に熱中症特別警戒アラートの運用を始めるなど、新たな熱中症対策に取り組んでいることを受けて高知市でも涼みどころを設置。熱中症特別警戒アラートが出された際には極端な暑さから避難するための「クーリングシェルター」としての役割も担います。

高知市役所の1階市民ロビーの涼みどころは3日から利用が可能になりました。こちらでは床から涼しい風が出るようになっていて、同時に35人までが休憩できます。

(リポート 遠藤弥宙)
「オーテピアのクーリングシェルターは、入り口の近くにあります。すぐに、ゆっくりと体を休めることができます」

オーテピアには1階と4階の2か所に「涼みどころ」が設置されました。こちらではいすに座って休むだけでなく、自動販売機の飲み物で水分補給もしながら涼んでほしいとしています。

(利用者)
「ここは水分補給もできるしね。これから夏日も多くなるから、ちょうどええやない。日差しもないし、ゆったりできるんとちゃう?」

高知市は外出する際には、熱中症特別警戒アラートが出ているかどうかを確認し、基本的な熱中症対策をした上で涼みどころを利用してほしいとしています。

(高知市 新エネルギー・環境政策課 田村智志 課長)
「まずは自宅で基本的な熱中症対策にしっかり取り組んでいただいて、報道機関でもろいろいろな情報提供をしていただいておりますので、それを参考にしながら、日頃から取り組んでいただければと思います。そのうえで、どうしても外出をするときもあると思うので、その際にこうした施設も、ご利用いただければと思います」

涼みどころは市役所とオーテピアどちらも9月30日まで設置されます。高知市は、2024年度の利用状況を見て、2025年度以降、設置場所を増やすかなどを検討するとしています。

© 株式会社テレビ高知